こんにちは、どろしです。
以前の記事で、雇用保険について説明をしました。
https://dorothy-log.com/unemploymentallowance/
雇用保険には、
この2つの条件を満たしていれば加入することとなっています。
ですが、
この条件を満たしているにもかかわらず、雇用保険に入れない職業があるということを知っていますでしょうか。
それが、教員を含む公務員です。
[chat face="210320rm55.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]え!ということは公務員は失業手当をもらえないってこと!?[/chat]
今回の記事では
を解説していきたいと思います。
雇用保険に加入していない=失業手当がもらえない
公務員は会社員と違って、 リストラされるリスクもなく、雇用も安定しているといった理由から雇用保険法の適応の対象外となっています。 [chat face="210320rm11.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]国家公務員も地方公務員も教員も、採用試験に受かっちゃえばよっぽどのことがない限り辞めさせられることはないからね。[/chat]
つまり、 雇用保険に入っていない=失業手当がもらえない ということです。 [chat face="210320rm66.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]じゃあもし辞めることになったらその後はどうすればいいの…!?[/chat]
そのかわりに失業手当とほぼ同額の退職手当がでる
さすがに何ももらえないというわけではありません。 失業手当のかわりに、公務員は失業手当金とほぼ同額程度の退職手当がもらえます。 [chat face="210320rm22.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]よかった!これでしばらくは無収入でも安心して暮らせるね![/chat]
要チェック!失業手当が少額しかもらえない場合がある!?
しかし、教員になって間もなく勤続年数が短い人などは失業手当金より少ない金額しか退職手当をもらうことができないこともあります。 [chat face="210320rm33.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]どうしよう失業手当より全然支給額が少なかった…泣き寝入りするしかないのかこれからどう生活していけばいいの…(泣)[/chat] 安心してください。そうした人には差額を失業手当として受け取ることができます。
勤続年数が短く心配な人は退職手当の金額と、失業手当の支給額を見比べてみましょう。
失業手当の支給額については下のサイトで簡単に計算することができます。 [blogcard url="https://keisan.casio.jp/exec/system/1426729546"]
もし、退職手当が失業手当支給額より少なく、失業手当を受け取るためにはハローワークで手続きをとる必要があります。
手順としては以下の通り。
[jin-iconbox03]失業手当の申請については別の記事で詳しく話しているのでこちらもご覧ください。[/jin-iconbox03]
職業訓練は元公務員でも受けることができる
教員で培ってきたスキルを次の職場で活かすこともできますが、新しいスキルを学んでみたいと思う人もいるのではないでしょうか。
何かしら有料のスクールに通うのも手ですが、求職者の特権は職業訓練を基本無料で受けられることです。
この職業訓練は失業保険に入っていなくても受けることができます。 [chat face="210320rm77.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]ということは元教員の私でも受けられるんだ!やったー![/chat]ですがここでも気をつけなければいけない点があります。
失業保険未加入者は経費がすべて自己負担になる
失業手当を支給できない人は講座自体は無料で受けられますが、 訓練校まで通うのにかかる交通費は自己負担になります。
[chat face="210320rm66.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]自分が受けてみたい訓練が自宅の近くにない場合、交通費がどうしても多くかかっちゃうな…。[/chat]
訓練受講中に収入もなく、出費がかさんでいくのは不安になってしまいますよね…。
朗報!失業保険に入っていない人でも条件を満たしていれば職業訓練支援金が支給される
職業訓練支援金が利用できれば月10万円の補助金+通所手当(交通費)+寄宿手当(遠くの訓練校に通う際の宿泊費)がもらえます。
その条件は以下の通り。
条件を満たしている場合はぜひ申請してみましょう!
申請はハローワークで行います。職業訓練の窓口で「支援金の申請をしたいのですが…」といえば係の人が手続きを行ってくださいます。(むしろ言わなくても向こうから言われます)
職業訓練中にアルバイトをするときには収入と期間に注意!
[chat face="210320rm44.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]支援金がもらえないけど職業訓練受けたい!けど収入がなくて出費だけがかさむのは精神的につらい!![/chat]
という人にも朗報です。職業訓練中でもアルバイトなどで収入を得ることが許されています。
ですが気を付けなければいけないことがあります。それが雇用保険に入らないようにすることです。
ある程度の期間を超えての雇用、一つの雇用である程度の金額を超える収入を得てしまうと雇用保険に入らなければなりません。
失業保険に入るということは、失業状態ではなくなるということ。 必然的に職業訓練自体を受けることができなくなってしまいます。
そこで、職業訓練中に働く場合には短期バイトか単発バイトがおすすめです。
[jin-iconbox03]詳しい条件は別の記事で話しているのでこちらをご覧ください。[/jin-iconbox03] [chat face="210320rm66.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]とはいえ、訓練は基本的に平日の朝から夕方近くまで毎日あります。土日は休みですが、その2日間でがんばって働くと疲れてキャパオーバーしてしまいそうですね…。[/chat]
辞める前に対策をとっておけること2選
今まで説明してきた通り、 教員は(ブラックさを除けば)服務中は手厚いですが、辞めてしまうとサポートが薄いです。
教員を辞めたいと考えている人は辞める前にしておいてほしいことが2つあります。
①できれば転職活動をしておこう
[chat face="210320rm33.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]これができれば苦労しないのですが…。[/chat] なかなか教員をしていて転職を並行してできる人は少ないと思います。 ですが、転職先を見つけてから退職することを強くお勧めします。
転職活動には転職エージェントを活用するのがおすすめ
教員の業務をしながら異業種を自分で調べて自分でアポを取って面接を受けて…というのはとても大変です。
転職活動を行うのには転職エージェントを使うのがおすすめです。
単に企業との面接の仲介をしてくれるだけでなく、
などもしてくださいます。
[chat face="210320rm11.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]在職中に転職活動をすることをおすすめはしていますが無理は禁物。時間と心に余裕がある人はぜひ行ってみてください。[/chat]
②生活防衛資金を多めに貯めておこう
転職せずに教員を辞めるのであれば、貯金は必須。 当分の間生活できるように貯金をしておきましょう。
このくらい生活防衛資金を貯めておけば安心だと思います。
貯金の程度はあくまでも参考に。どのくらい貯めておけば安心かはそれぞれの裁量でかわってくると思いますので、自分が思う適切な生活防衛資金をためておきましょう。
[chat face="210320rm11.png" name="どろし" align="left" border="gray" bg="none" style=""]ちなみに私は半年分の生活費をあらかじめ貯めておきました![/chat]
https://dorothy-log.com/lifedefensefund/
まとめ
無知な私はてっきり教員でも退職手当が出るものだと思っていました。 だから職業訓練でも受けながら自分のやりたいことをゆっくり探そう~なんて余裕かましてました。
辞める前に気付ければ、対策は取れます。 ぜひ、辞める前にやれることをやりましょう。
さもないと、きっと後悔しますよ…。